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2012 10.29 Mon

証券化マスター Course1

こんにちは。

 

だいぶ涼しくなりましたが、まだまだクール・ビズでノーネクタイのWAKOの高田です。

私がネクタイをするよりも先に上司はマフラー(ストール?)をしてしまいました。

 

 

さて、私は不動産証券化協会(ARES)が実施している不動産証券化協会認定マスター(ARESマスター)養成講座のCourse 1終了試験を受けにこの土日をつかって東京に行ってきました。

 

証券化マスターを受けようと思ったきっかけは、「不動産の投資分析、法律、税・会計制度、ファイナンスの知識など、不動産証券化の実務に必要な知識を体系的に学習できる講座」として東京の大手不動産会社や投資銀行・信託銀行では宅建と並んで取得が奨励されている。というような話を聞きまして・・・

地方在住ではありますが、不動産投資にかかわる者としては、東京のプレイヤーに負けるわけにはいかないですからね!

 

 

試験範囲は

 

101科目 不動産の証券化とファイナンスの基礎  

102科目 不動産の投資分析              

103科目 不動産証券化商品の組成と運用

104科目 不動産証券化商品の投資分析

105科目 不動産投資運用と倫理行動

 

の5科目で

 

121029_022525.jpg  121029_001621.jpg

 

ボリュームは101科目330ページ、102科目360ページ、103科目(上)362ページ・(下)389ページ、104科目280ページ、105科目111ページの合計1832ページWEB動画による講義が42時間15分(別途PDFによる講義資料があります。)もありました。

 

養成講座のCourse 1が始まったのが今年の5月29日からだったのですが、Course 1終了試験(10月28日)まで、ちょうど5ヶ月・・・5ヶ月でやるには想像以上にボリュームがあったので、時間的にやりきれるか多少不安になりました。

 

テキスト、WEB講義は、それぞれの分野の最前線で活躍している講師陣や早稲田大学大学院ファイナンス研究科の川口教授によるもので、とても内容の濃いものでした。(講義はとてもオススメできる内容でした!)

 

この試験の特徴としては、

 

「正しいものはいくつあるか。」

①.1つ ②.2つ ③.3つ ④全て正しい

 

「正しいものすべてを含む組み合わせはどれか。」

①ロとハとニ ②イとハ ③イとロとハ ④ロとニとホ

 

というように問題文を全て読まないといけないものがほとんどで

 

午前50問(2時間)・午後50問(2時間)の合計100問

 

さらには、各科目毎に一定の点数以下での足きりがあるとかないとか・・・

 

 

受験者層も証券化に関わるプレイヤーがほとんどで、大手(財閥系)不動産会社の従業員、投資銀行員、信託銀行員、弁護士、不動産鑑定士、税理士、会計士など、、、社会的に地位があり、賢い人たちばかり・・・イメージです(笑)実際はどうかわかりません。

 

そんな中に自分みたいな田舎者が含まれていると思うと自信を無くしてしまいます・・・

 

 

 

そして、試験終了時に模範解答と解説が配られます。

 

 

自己採点の結果                       得点/問題数(得点率%)

 

101科目 不動産の証券化とファイナンスの基礎   14/20点(70%)

102科目 不動産の投資分析                21/25点(84%)

103科目 不動産証券化商品の組成と運用        20/30点(66.6%)

104科目 不動産証券化商品の投資分析         16/20点(80%)

105科目 不動産投資運用と倫理行動           4/5点(80%)

 

の合計75点でした。

 

 

app-comp_course1img01.gif

 

過去6年間の合格点と合格率は上の表のとおりなので、さすがに受かっているとは思いますが、なにがあるかわかりませんので、実際に合格発表があるまでは不安です。

終了試験も徐々に難化してきており、合格率も昨年は37%まで落ちてしまいました。

今年はさらに合格率を引き下げるのでは(?)との予想もあるので・・・

 

 

実費で受講料102,000円を払って試験を受けに東京まで行っているので落ちたら洒落になりません(笑)

会社の経費で受験する人とはやる気が違います(笑)

 

 

ファイナンスに関する分野(CAPMや標準偏差、ポートフォリオ理論等)はFP1級で学習済だったので、比較的スムーズにいきましたが、実務で馴染みのない証券化に係る法務・会計・税務に苦労しました。

 

結局終了試験も、「投資信託及び投資法人に関する法律」の部分を多く落としてしまいました。

 

法律関係も「金融商品取引法」や、「不動産特定共同事業法」、「資産の流動化に関する法律」はわりと楽に頭に入ってきたのですが、投資法人(REIT)に実務でかかわることは無いかな(?)・・・と思うと投信法だけ、なかなか頭に入ってこないものですね。

 

 

ただ、将来、私募REITを組成する可能性もゼロではないのでしっかり復習していきたいと思いました。

 

 

この資格はCourse 1の終了試験が最大の難関で、Course 2はレポートを3部作成して、最後にスクーリング(1日)して終了となります。

 

 

先週は不動産業界では必須といわれる「宅建」の試験がありましたが、受かった方、落ちた方いらっしゃると思いますが、資格試験に受かったら終わりではなく、試験に受かった後にそれをどう実務にいかすか、そこから得た知識を忘れずに更に増やしていけるかが重要だと思いますので、落ちた方は来年に向けて更なる努力を、合格された方も(仮に来年もう一度受けたとしても合格できるように)更なる学習をしていくといいと思います。

 

 

私も「試験に合格がゴール地点」ではなく、「試験に合格がスタート地点」となるようにしていきたいです!

 

 

そうすれば不動産業界ももっとよくなるはず!

不動産業界の地位向上を目指して頑張りたいと思います。

 

 

 

WAKO 高田

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