WAKO BLOG

BACK

2012 12.07 Fri

京町家の証券化

昨日は広島市内でも初雪が降りとても寒い一日でした。 風も強く歩くのが大変でした。

以前から予約していた、広島商工会議所のセミナーに参加してきました。

 

IMG_1544.JPG

 

セミナーのテーマは「京町家の利活用 証券化から管理信託手法」ー地域活性化へ取り組みを語るー
で、昔から京都にある、京町家を保存、活用するために不動産の技術(証券化)を利用して活性化をはかるというものでした。

 

ちなみに京町家とは

 

153_a_1.jpg

このような建築物で、一般的に

昭和25年以前に建築しており、釘などを使わず伝統的軸組工法で木造瓦葺のものを言うみたいです。

 

 

京町家の所有者も保存したい気持ちはあるのだけれども、老朽化や高齢化、及び費用がかかってしまうために空室のままであったり、解体してしまうケースがあるとのことで、京都の不動産業界の有志が集まり、京町家を活用、保存をコンセプトに証券化した手法のセミナーでした。

 

講師は京都の㈱都ハウジングの岡本秀巳社長で、京町家をなんとかしないといけない、京都を活性化しないといけないという熱意が感じられました。 

 

私が思っている流動化、証券化をするには規模が大きくないとできないと思っていましたが、5000万円から1億くらいの規模で組成しています。

 

しかも、弁護士、公認会計士等の必要書類で数百万かかってしまうところも、社長の熱意でほぼボランティアでやってもらったり、数年前に組成しているのですが、まだまだ東京くらいしか組成している現実もないなかで大阪で初めて実績がある会社にアドバイザーを格安でやってもらったりと、(京都と大阪はいつもいがみ合っているが、関西地方で盛り上げていかないといけない、商人(あきんど)の心意気を見せてください、と言って説得したみたいです。) 熱意と情熱で実行したとのことです。

 

そしてさらにすごいのが行政も説得し、京都市からのサポートも受けています。 通常不動産の取引のなかで行政がでてくることはほとんどなく、京都市のほうも京町家の保存に賛同しているので、例外的に参画しているとのことでした。

 

 

実際にいろいろな問題点があるとのことで、そのあたりは私も思っていることもあり、また次回お伝えしたいと思います。

 


続く

 

WAKO 丸子

 

広島・岩国・山口のオフィス・レジデンスの賃貸は
株式会社WAKO
株式会社和光開発 まで
TEL082-503-0022

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリ別

月別