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2012 12.15 Sat

京町家の証券化②

前回の京町家の証券化の続きです。 前回の記事は こちら

 

 

実際に証券化を組成するにあたり、一番の問題がいろいろな規制があるということです。なにせ不動産の現物から紙(証券)になり、小口になるため、購入者も多数になります。さらに、日本にとどまらず外国の方も購入する可能性があるので、関係省庁に手続きが必要です。

そして上記の通り、手続きも大変(費用がかかる)なので、小さい金額では対費用効果が出にくい面もあります。 

 

 

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今回の京町家の場合はなんと1億円の規模でTMK方式でやってのけています。

これは「資産の流動化に関する法律」に基づくスキームですが、またこれは「GKーTKスキーム」と合わせて証券化マスターの高田に説明を後日してもらいましょう!

 

 

「TMK」いつものごとく業界用語ですが、なんてことはない、T(特定)M(目的)K(会社) 特定目的会社の頭文字をとっただけです。

例えば不動産業界であれば、AC(エアコン) EV(エレベーター) CA(守秘義務契約) PS(パイプスペース)等です。

 

 

京町家の証券化は大儀があり、「家そのものの保存・再生」「町並みの維持」「社会貢献志向の出資」です。 文化的建物を保存することに1口 10万円で出資をするということで、感覚的には寄付行為と思っている人が多く、実際「配当金はいらない」、「事業が失敗しても文句は言わない」と言った人が多かったみたいです。

 

今後、もう少し取り組むのにハードルが下がり、アレンジしていく不動産業者が増えれば、社会性のありリスクのある案件を小口化していく証券化の手法は地方でも有効なのではと思いました。

 

 

広島で言えば、規模はぐっと大きくなりますが、元市民球場跡地の再活用とかです。 広島お得意のたる募金ではなく、金融、不動産の技術で復活できるのではと思います。 

 

サンフレッチェのサッカー場の案もありますが、こういったのもあります。

 

広島ピースツリー

 

 

 

WAKO 丸子

 

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